先日、常連のお客様(2名)がいらっしゃって、カウンター席に座って間もなく、対面の(僕の背中に位置する)棚のあたりを見ているのを感じました。
お客様の頭の上には「?」が浮かんでおり、「アレは…」と、その視線の先のものに対してお話をされている様子。
そんなお客様に対して、僕が「何か?」…と聞いてみると、
「アレって、『悟空』ですよね?」
と、お客様は指をさされました。
お客様の指の先。グラス等をしまっている棚の隅。
メモ紙として小さく切られたカレンダーの裏に描かれた、(マンガ、ドラゴンボールの)「悟空」が、そこにはいました。
僕は絵を描く事も好きなのですが、以前、「絵が描きたい!」と思った時に、「せっかくだから、好きなマンガのキャラクターを描いてみよう」と、ネットで画像検索して、出て来た悟空を見て、模写したのですが、それなりに上手に描けたので、棚の隅に立てかけておいたのでした。(しまう場所がなかったので、なんとなく棚の隅に)
そのお客様は、マンガが好きとの事だったので、グラスの並ぶ棚の隅っこで、強そうな視線を送る小さな悟空の存在に気づかれたのでした。
「ああ~、コレですね」
棚の隅に立てかけてあった、悟空 on メモ紙カレンダーの裏を取り出すと、
「前に急に絵が描きたくなった時に、何となく悟空を選んで描いたんですよ。ボールペンで。」
と言ってお客様に見ていただきました。
それをきっかけに、お客様と、好きなマンガについてや、映画化されたマンガについてなどなど、マンガを基軸として話が盛り上がり、楽しい時間が過ぎていきました。
すると、お客様は「ジョジョの奇妙な冒険」も好きだから、今度はジョジョを描いてほしいとおっしゃいました。
僕もジョジョは好きだったのですが、何故か絵として描いた事がなかったので、「今度描いてみますね」と。
そして、そのままお客様との会話は続いていたのですが、「ジョジョを描いてほしい」と言われた事でスイッチが入ってしまった僕は、お客様と話をしながら、スマホでジョジョの画像検索をし、お話をしながら、ジョジョを描き始めてしまいました(笑)
たまたまその描くのに使っていたボールペンのインクが残り少なかった様で、ジョジョを描き終えた頃、そのタイミングでインクが切れました。
お客様は、カウンターごしに会話をしながら、まさか僕がジョジョを描いていたとは思わなかったらしく、
「ちょうどインクが切れちゃった、描けたけど」
と言い、男らしい、強い目線を送っているジョジョが描かれた、小さく切られたカレンダーを差し出しました。
「え!今、描いてたんですか?」
と驚かれました。
プチサプライズ成功です♪
描いた絵を渡して喜んでもらえるって、子供の頃に戻った様な感覚でした。
「ハイ、●●ちゃん、コレあげる」的な(笑)
初めて描いたジョジョで、絵のバランスも、自分の中では「もうちょっと」とも思えたトコロもあったのですが、一生懸命描いた事にはかわりないですし、喜んでもらえたからヨシとしようと。
「こんなんで良ければどうぞ」
と言うと、なんと、喜んでもらってくれました。
う~~ん、僕としても今までになかった感覚。
…って、あ!その描いたジョジョの絵の写メ撮影し忘れた!
Σ(゚д゚lll)
このブログの記事を描いてたら、またしてもジョジョを描きたくなってしまったので、急に紙と鉛筆を出してきて、ネットで画像検索をし、描き始めてしまいました。
…ので、こっちのジョジョを掲載。
(まだ途中ですが)
鉛筆で描くのも楽しい。
どっぷりアナログの世界を楽しむというのもたまにはイイものです。
また、お客様が来店されたら、この絵を見てもらおう♪
( ´ ▽ ` )ノ